マカオ政府統計調査局は2018年12月31日、同年11月の商品貿易統計を公表した。

18年11月の商品貿易輸出総額は前年の同じ月から1.8%増の10.2億マカオパタカ（日本円換算：約138.6億円）。このうち、再輸出は6.8%増の9.0億マカオパタカ（約122.3億円）で、コスメティック・スキンケア用品が5.3倍の大幅増。マカオ製の商品の輸出は24.1%減の1.2億マカオパタカ（約16.3億円）で、医薬・有機化学製品とたばこ製品がそれぞれが60.7%、48.3%の減少。商品貿易輸入総額は6.7%増の80.6億マカオパタカ（約1095.0億円）で、コスメティック・スキンケア用品が34.6%、衣料品・靴類が21.2%、携帯電話が20.4%のそれぞれ増。同月の商品貿易赤字は70.4億マカオパタカ（約956.5億円）。

18年1〜11月累計の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から7.4%増の111.5億マカオパタカ（約1514.9億円）。このうち、再輸出は11.3%増の97.4億マカオパタカ（約1323.3億円）、マカオ製の商品の輸出は13.3%減の14.1億マカオパタカ（約191.6億円）。商品貿易輸入総額は21.1%増の822.1億マカオパタカ（約1兆1169.1億円）。商品貿易赤字は710.6億マカオパタカ（約9654.3億円）に拡大した。

18年1〜11月累計の主要輸出先別では、中国本土が5.5%減の18.5億マカオパタカ（約251.3億円）、香港が14.5%増の69.5億マカオパタカ（約944.2億円）、EUが9.3%増の1.9億マカオパタカ（約25.8億円）、米国が31.1%減の1.2億マカオパタカ（約16.3億円）。品目別では、非紡績商品が10.0%増の105.0億マカオパタカ（約1426.5億円）、機械設備・パーツが84.8%増の22.7億マカオパタカ（約308.4億円）、電子パーツが32.8%減の4.6億マカオパタカ（約62.5億円）、紡績品及び衣類は22.0%減の6.5億マカオパタカ（約88.3億円）。

主要輸入元については、中国本土が27.0%増の288.9億マカオパタカ（約3925.0億円）、EUが18.6%増の204.6億マカオパタカ（約2779.7億円）。品目別では、消費財が18.6%増の529.1億マカオパタカ（約7188.4億円）。このうち、コスメティック・スキンケア用品が54.1%増の44.3億マカオパタカ（約601.9億円）、小型車・バイクが28.4%増の19.4億マカオパタカ（約263.6億円）、携帯電話が74.0%増の67.7億マカオパタカ（約919.8億円）、燃料・潤滑油が15.8%増の67.4億マカオパタカ（約915.7億円）、建築資材が11.4%増の18.6億マカオパタカ（約252.7億円）だった。

18年1〜11月累計の対外商品貿易総額は前年の同じ時期から19.3%増の933.6億マカオパタカ（約1兆2684.0億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）