マカオ政府統計調査局は1月31日、昨年（2018年）12月及び通期の商品貿易統計を公表した。

18年12月の商品貿易輸出総額は前年同月から15.4%増の10.4億マカオパタカ（日本円換算：約140.2億円）。このうち、再輸出は23.8%増の9.2億マカオパタカ（約124.0億円）で、コスメティック・スキンケア用品が3.2倍の大幅増。マカオ製の商品の輸出は24.0%減の1.2億マカオパタカ（約16.2億円）で、医薬・有機化学製品とたばこ製品がそれぞれが27.6%、18.8%の減少。商品貿易輸入総額は0.5%増の79.8億マカオパタカ（約1075.6億円）で、コスメティック・スキンケア用品が29.9%、衣料品・靴類が22.6%のそれぞれ増だった一方、携帯電話は41.0%の減。同月の商品貿易赤字は69.4億マカオパタカ（約935.4億円）。

18年通期の商品貿易輸出総額は前年から8.1%増の121.9億マカオパタカ（約1643.1億円）。このうち、再輸出は12.3%増の106.6億マカオパタカ（約1436.9億円）、マカオ製の商品の輸出は14.3%減の15.3億マカオパタカ（約206.2億円）。商品貿易輸入総額は18.8%増の901.0億マカオパタカ（約1兆2144.7億円）で、携帯電話、コスメティック・スキンケア用品が51.5%、25.6%のそれぞれ増。商品貿易赤字は779.1億マカオパタカ（約1兆0501.6億円）に達した。

18年通期の主要輸出先別は、中国本土が5.1%減の20.1億マカオパタカ（約270.9億円）、香港が14.7%増の75.7億マカオパタカ（約1020.4億円）、EUが10.0%増の2.1億マカオパタカ（約28.3億円）、米国が30.4%減の1.3億マカオパタカ（約17.6億円）。品目別では、非紡績商品が10.3%増の115.0億マカオパタカ（約1550.1億円）、機械設備・パーツが93.1%増の25.6億マカオパタカ（約345.1億円）、電子パーツが33.8%減の4.9億マカオパタカ（約66.0億円）、紡績品及び衣類は19.3%減の6.9億マカオパタカ（約93.0億円）。

主要輸入元については、中国本土が22.7%増の315.2億マカオパタカ（約4248.6億円）、EUが18.1%増の225.3億マカオパタカ（約3036.8億円）。品目別では、消費財が17.9%増の583.8億マカオパタカ（約7869.1億円）。このうち、コスメティック・スキンケア用品が52.4%増の48.7億マカオパタカ（約656.4億円）、腕時計が25.6%増の65.4億マカオパタカ（約881.5億円）、携帯電話が52.4%増の73.0億マカオパタカ（約984.0億円）、燃料・潤滑油が13.3%増の72.8億マカオパタカ（約981.3億円）、建築資材が7.8%増の20.0億マカオパタカ（約269.6億円）だった。

18年通期の対外商品貿易総額は前年から17.4%増の1023.0億マカオパタカ（約1兆3789.0億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）