春節迎えたマカオ…名物の巨大金龍が世界遺産が密集する歴史市街地区を巡る
- 2019/2/5 15:05
- ツーリズム
2月5日、春節(旧正月/ルナ・ニューイヤー)を迎えたマカオ。天候は曇り時々晴れ、気温は20℃まで上がった。街は赤や黄、ゴールドといった明るい色のデコレーションで彩られ、この時期ならではの華やかなムードに包まれている。
マカオ政府旅遊局(MGTO)は同日午前、春節恒例の祝賀イベント「龍騰舞躍賀新春」をユネスコ世界文化遺産リストに登録されている建物や広場が密集するマカオ半島の歴史市街地区一帯で開催。名物の長さ238メートルの巨大金龍や勇壮かつ華麗なライオンダンス、十二支をモチーフにしたキャラクター、マカオ観光大使キャラクター「麥麥(マクマク)」らが聖ポール天主堂跡、セナド広場といったユネスコ世界文化遺産リストに登録されている主要観光名所を巡り、東洋と西洋の文化が交差するマカオならではの春節ムードを演出した。
春節シーズン中、世界遺産ほか観光名所が集まるマカオ半島の旧市街地やコタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)を中心に官民による各種新春イベントが開催されている。年間最大の多客期にあたり、主に中国本土や香港から多くの観光客がマカオを訪れる見込み。MGTOの事前予測によれば、インバウンド旅客数が前年の同じ時期から9〜10%増になるとのこと。
マカオは面積約30平方キロ、人口約66万人のコンパクトサイズの都市だが、アジア有数の観光都市として知られ、昨年のインバウンド旅客数は約3580万人にも達した。
なお、マカオでは公務員のカジノへの入場が法律で禁じられているが、毎年春節の三が日に限って例外的にカジノ入場及びギャンブル参加が認められている。