マカオに拠点持つゲーミング企業存在感示す―世界ランク
- 2013/2/20 12:40
- 産業・経済
米国ネバダ州の有力紙「ラスベガスレビュージャーナル(Las Vegas Review-Journal)」電子版が現地時間18日午後、Global Betting & Gaming Consultants(以下、GBGC)による2012年世界ゲーミング企業ランキングを掲載。ラスベガスサンズ社が首位、サンズチャイナ社が2位となるなど、マカオに拠点を持つゲーミング企業が存在感を示す形となった。
英国に本拠地を置くGBGCはゲーミング業界調査機関として知られ、米ドル換算による世界のゲーミング関連企業の世界ランキングを発表している。調査対象は伝統的カジノ運営企業、合法オンラインゲーミング企業、ゲーミング機器製造企業、ブックメーカー。ランキング算出に用いられる数値は前週水曜日の株式市場の終値における時価総額。
ランキングトップ10の全社がアジアにアセットを持つ企業となり、中でもマカオに拠点を持つ企業が目立った。ランキング1位は442億米ドルのラスベガスサンズコーポレーションで、ラスベガス、マカオ、シンガポール、ペンシルバニアに拠点を持つ。2位は378億米ドルで同社傘下のマカオ部門サンズチャイナ。3位は182億ドルでマカオのスターワールド、ギャラクシーマカオ等を運営するギャラクシーエンタテインメントグループ。なお、4位は160億ドルでマカオに拠点を持たないマレーシア資本のゲンティン。マカオ関連では6位に136億米ドルのウィンマカオ(ウィンリゾーツは123億米ドルで7位)、10位に86億ドルでMGMチャイナ(MGMリゾーツは65億米ドルで12位)となった。
なお、2012年のゲーミング売上にみる都市別ランキングではマカオが380億米ドルで首位、次いでラスベガスの62億米ドル、シンガポールの57億米ドル。