マカオIR運営大手GEGが18年通期の業績発表…純売上高14%増、純利益29%増

マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(GEG)は2月28日、昨年第4四半期(2018年10〜12月期)及び通期の監査前業績を公表。

同社発出のプレスリリースの内容によれば、昨年第4四半期の純売上高は前年同期から2%増、昨年第3四半期から9%のそれぞれ増となる142億香港ドル(日本円換算:約2003億円)、調整後EBITDAは同4%及び12%増の43億香港ドル(約607億円)。

通期の純売上高は前年から14%増の552億香港ドル(約7788億円)、調整後EBITDAは19%増の169億香港ドル(約2384億円)、株主に帰属する純利益(NPAS)は計上外費用6億香港ドル(約85億円)を含めて135億香港ドル(約1905億円)だった。

GEGはマカオを本拠地とし、マカオ半島で「スターワールドマカオ」、コタイ地区で「ギャラクシーマカオ」、「ブロードウェイマカオ」の各カジノIR(統合型リゾート)、中小ホテルに併設するフランチャイズ形式のカジノ施設「シティクラブ」を運営している。

また、将来計画については、コタイ地区の旗艦施設ギャラクシーマカオの第3期、第4期拡張工事を展開中で、ノンゲーミング事業のMICEやエンターテイメント、ファミリー向け施設を中心とし、一部にゲーミング施設を含めるとした。このほか、中国・珠海の横琴新区における低密度型複合リゾート開発プロジェクトを進行中、日本を含む海外市場における機会も模索中とした。

GEGの旗艦IR施設「ギャラクシーマカオ」の俯瞰(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

GEGの旗艦IR施設「ギャラクシーマカオ」の俯瞰(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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