旅客消費総額15%増の523億パタカに―12年

マカオ政府統計調査局は21日、2012年第4季旅客消費調査結果を発表。同期の旅客消費総額(ゲーミング関連消費除く)は前年同期比9%増となる146億パタカだった。2012年前年の旅客消費総額は前年比15%となる523億に達した。

2012年第4季の旅客消費増額146億パタカのうち、宿泊を伴う旅客分が126億パタカ、日帰り客が20億パタカ。また、旅客1人当たり平均消費額は2,019パタカで、前年比11%増。出身地別では中国本土旅客が2,574パタカ、中でも中国本土からの個人旅行客が2,610パタカと最も多かった。なお、中国本土に次いで消費額が多いのは日本からの旅客で、1,788パタカだった。

旅客のショッピング以外の消費金額は1,044パタカとなり、前年同期比19%増。主な用途として宿泊が51%、飲食が35%など。なお、この項目では日本人の1人あたり平均消費額が1,633パタカでトップだった。

ショッピングの消費額は975パタカで3%増。中国本土客が平均1,445パタカ、中国本土個人客は1,598パタカと、大きく平均を上回る結果に。

ホテル宿泊を伴う旅客の平均消費額は前年同期比10%増3,573パタカ、一方、日帰り客は同17%減の534パタカ。中国本土旅客のホテル宿泊及び日帰り旅客の消費額はそれぞれ4,673パタカ、630パタカ、個人旅行客では4,803パタカ、987パタカとなる。

中国本土旅客、中でも個人旅行客の消費パワーの伸びが際立つ一方、日本人旅客による消費も非ショッピング分野で大きく、地元ツーリズムマーケットにおいて存在感を示した形。

2012年に開業した新ショッピングモール「ショップスコタイセントラル」(資料)―本紙撮影

2012年に開業した新ショッピングモール「ショップスコタイセントラル」(資料)―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  3.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  5.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun