マカオのカジノIR運営大手サンズチャイナがアースアワーに参加…エコ照明化の取り組みも進む
- 2019/4/1 19:56
- 社会・政治
世界中の人々が同じ日、同じ時間に電気を消すなどのアクションを通じて「地球温暖化を止めたい」、「地球環境を守りたい」という思いを示す国際的キャンペーン「アースアワー」。
世界自然基金(WWF)が2007年から毎年実施しているもので、今年(2019年)は各国・地域時間の3月30日午後8時30分から9時30分にかけて行われた。
マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6社の一角、サンズチャイナは4月1日、アースアワー2019に参加したと発表。同社の参加は11年連続。同社がマカオで展開するすべてのIR(統合型リゾート)施設(サンズマカオ、ヴェネチアンマカオ、プラザマカオ、サンズコタイセントラル、パリジャンマカオ)に置いて、エクステリア及び室内の主要な照明以外を消灯したとのこと。なお、同社ではアースアワー以外にも、毎月第1火曜日にエクステリア及び看板、デジタルサイネージを1時間消灯しているという。
同社は持続可能な発展策のひとつとして「サンズエコ360°」推進しており、アースアワーへの参加もその一環とのこと。なお、同社では昨年も継続してLED照明の採用や空調システムの改善に取り組み、年間でおよそ2630万キロワット時の電力消費量削減につながったという。目下、傘下IR併設ホテル客室及びその他の営業区画の98%にLED照明または最新のエコ技術を使った製品を採用しており、2020年までに全面エコ照明化を目指しているとした。
このほか、アースアワーを前に、3月25日から29日まで、バックヤードエリアにおいて従業員向けの省エネ啓蒙活動を開催。割引価格でのLED電球などのエコ照明器具の販売したところ、販売数は2500個超に達したとのこと。