サンズマカオが開業15周年…本格ラスベガス型カジノIRの先駆け
- 2019/5/17 9:53
- カジノ・IR
マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナ社は5月16日、マカオ半島新口岸地区にある傘下のIR(統合型リゾート)サンズマカオの開業15周年セレモニーを盛大に開催した。
サンズマカオはマカオ半島新口岸地区の外港フェリーターミナルに近い好立地にマカオにとって初めてとなる本格的なラスベガス型のIRとして2004年5月18日にオープン。以降、サンズチャイナは新興埋立地のコタイ地区にヴェネチアンマカオ、プラザマカオ、サンズコタイセントラル、パリジャンマカオを次々とIR施設をオープンし、これまでの5施設の来場者数は延べ7億人にも達したとのこと。
サンズチャイナのマカオにおける累計投資額はおよそ1100億マカオパタカ(日本円換算:約1兆4960億円)。サンズチャイナ傘下の5つのIRには、カジノのほか、ホテル客室1万3000室、飲食店150店、ショップ850店、多目的アリーナ「コタイアリーナ」及び4つの劇場などのノンゲーミング(非カジノ)が揃う。
また、従業員数は2004年の約4600人から直近では2万8000人超に達し、このうち1600人が2004年から15年間の勤続者という。また、全従業員のおよそ3分の1にあたる8300人超がが勤続10年以上で、その84%がマカオ人とのこと。
サンズチャイナでは、サンズマカオの開業15周年を記念し、今月(5月)6日から6月6日まで、地元マカオへの感謝の気持ちを込めてマカオ居民(マカオ居留権保有者)及び海外労働者(マカオ労働許可取得者)に対する同社傘下の飲食店、交通機関、娯楽・レジャー施設等を割引料金で利用できるキャンペーンを展開する。