マカオの銀行員平均月給8.7%増、人手不足は改善傾向=19年第1四半期統計
- 2019/5/22 16:41
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は5月22日、今年第1四半期(2019年1〜3月期)の銀行業人材需給及び報酬調査統計を公表した。
今年第1四半期末時点でマカオにある27の銀行に勤務するフルタイムの行員数は6463人で、前年の同じ時期から224人の増加となった。このうち管理職及びマネージャー職が1790人、窓口係639人を含む一般事務職が2073人。
今年3月のフルタイム行員の平均月給(賞与等臨時給含まず)は前年同月から8.7%増の2万8950マカオパタカ(日本円換算:約39.5万円)。窓口係に限ると1.6%増の1万6760マカオパタカ(約22.9万円)。
今年第1四半期末時点における空きポジションは前年の同じ時期から100増の314、一般事務職の空きポジションは188で、このうち窓口係が55。
採用条件に関しては、73.6%が職務経験、93.0%が高等教育学歴、95.2%が中国語(いわゆる北京語)。95.5%が英語能力を必要とした。
今年第1四半期の新規採用数は212人、求人率は1.6ポイント下落の4.6%、雇用率は0.5ポイント下落の3.3%、離職率は横ばいで、人手不足が改善傾向にあることを示す結果だった。