マカオ、19年第1四半期の小売業販売額約2758億円…対前年1.9%増
- 2019/5/24 17:21
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は5月24日、今年第1四半期(2019年1〜3月期)の小売業販売額調査結果を公表。
今年第1四半期の小売業販売総額は前年の同じ時期から1.9%減、昨年第4四半期から2.6%増となる203.8億マカオパタカ(日本円換算:約2758億円)だった。
小売業販売総額に占める品目別の割合では、時計・宝飾品が20.9%、百貨店商品が17.6%、革製品が13.6%、成人ファッションが12.4%。前年の同じ時期との比較では、通信設備が19.9%、自動車が16.7%、成人ファッションが12.9%のそれぞれ顕著な減少だった一方、百貨店とスーパーマーケット商品は各8.6%の増。
価格要因を排除した販売量は前年の同じ時期から2.1%減。品目別では自動車が22.9%、通信設備が14.0%、成人ファッションが13.6%の顕著な減少だった一方、革製品が7.7%、百貨店とスーパーマーケット商品は各6.0%の増。
昨年第4四半期との比較では、革製品、百貨店商品、スーパーマーケット商品の販売額が12.4%、10.9%、9.7%のそれぞれ増、通信機器は10.1%の減少。販売量は3.9%の増加で、品目別では革製品、百貨店商品、スーパーマーケット商品が18.3%、11.7%、8.7%のそれぞれ増、自動車が29.1%の顕著な減少。
今年第2四半期の販売量の見通しについて、調査対象となったショップの54.40%が前年同期と変わらず、28.6%が減少、17.4%が増加と回答。また、商品の販売価格については75.4%が据え置き、13.1%が下落、11.5%が上昇するだろうとした。このほか、今年第1四半期と比較した今年第2四半期の経営状況については、46.0%が安定継続、33.7%が悪化、20.3%が良化するとの見通しを示した。