港珠澳大橋マカオ側イミグレで大量の中古スマホの無申告持ち込み企図した香港人旅客摘発…身体に巻きつけるなどして80台

澳門海關(マカオ税関)は5月31日、同月30日未明に港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の入境ホールにある税関検査場で80台の中古スマートフォンの持ち込みを企図した香港人の男性旅客1人を摘発したと発表。

税関によれば、税関職員が香港からマカオ入りした男性旅客の携行品をX線検査機でチェックしたところ、バックパックの中に大量の中古スマートフォンが入っているのを発見。さらに、ボディスキャナーを使って調べたところ、身体に疑わしい物品を装着していることがわかり、ボディチェックの結果、中古スマートフォンを身体に巻きつけるかたちで隠し持っていたことが判明。バックパックの中と体に巻きつけていたものの合計は80台に上ったとのこと。この旅客は「申告物なし」の旅客を対象とした「緑色レーン」を通過し、輸入に必要な申告書類を提示できなかったため、対外貿易法違反で起訴するに至ったとした。

税関では、このところ大量の中古スマートフォンの無申告持ち込み事案が複数確認されていることから、高い関心を抱いているとし、近隣地域の税関当局と連携を取り合い、今後も継続して取り締まりを強化して臨むとした。また、マカオを往来する旅客に対し、管制下にある物品を携行してマカオへ入境する際、「申告物あり」の赤色レーンを通過し、税関に対して必要な申告を行うようあらためて呼びかけた。

マカオ税関が身体に巻きつけるなどして大量の中古スマホの無申告持ち込み企図した香港人旅客を摘発(写真:澳門海關)

マカオ税関が身体に巻きつけるなどして大量の中古スマホの無申告持ち込み企図した香港人旅客を摘発(写真:澳門海關)

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