マカオ、ジャイアントパンダの双子が3歳の誕生日迎える
- 2019/6/27 9:18
- ツーリズム
マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるジャイアントパンダの展示・飼育施設「マカオジャイアントパンダパビリオン(澳門大熊猫館)」で飼育されている双子のオスのジャイアントパンダの健健と康康が6月26日に3歳の誕生日を迎えた。
同日、マカオジャイアントパンダパビリオンを管轄する市政署(IAM)が同館でバースデーイベントを開催し、地元の保育園に通う健健、康康と同じ3歳の子供たちが出席。健健と康康には、飼育スタッフ手作りの果汁シャーベットなどを使った特製ケーキが提供され、子供たちがバースデーソングで祝福するなど、賑やかなイベントとなった。
健健と康康はマカオで生まれた初めてのジャイアントパンダの赤ちゃんとあって、市民にとってアイドル的存在となっている。
IAMによれば、健健の体重は76キロ、康康は73キロで、いずれも標準レベルにあり、健康状態も良好とのこと。夏季に入るとジャイアントパンダは竹の種類の好みが変わるといい、目下、2頭は仏肚竹(大福竹)の茎の部分が最も好みだそう。手で竹を持ち、大きな口を開けて食べる姿がかわいらしく、ぜひ見学に来てほしいとした。
マカオジャイアントパンダパビリオンは2009年のマカオ返還10周年を記念して中国中央政府から1組のつがいが贈られることが決まったことを受けて建設されたもので、2011年1月にオープンした。床面積は約3000平米で、このうちジャイアントパンダの活動及び展示に使われるのが約330平米の屋内活動エリア2つと約600平米の屋外活動エリアとなる。現在、同館では健健と康康、母の心心(11歳)、さらには父の開開(10歳)の4頭のジャイアントパンダを飼育・展示。同館の入館料は10パタカ(約134円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。