マカオのジャイアントパンダ、メスのシンシンが12歳の誕生日迎える
- 2019/7/6 6:43
- ツーリズム
マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるマカオジャイアントパンダパビリオンでは、1組のつがい(オス:カイカイ、メス:シンシン)と2016年6月26日に誕生した双子の4頭のジャイアントパンダが飼育、展示されている。
同館を管轄する市政署(IAM)はメスのシンシンが12歳の誕生日にあたる7月5日、マカオジャイアントパンダパビリオンでバースデーイベントを開催。ランチタイムに飼育スタッフが心を込めて作ったという植物繊維を使って作られた特製シャーベットケーキがプレゼントされ、招待参加した地元の幼稚園児らから祝福された。シンシンの体重は107キログラムで、健康状態、食欲とも良好とのこと。プレゼントされたシャーベットケーキに駆け寄り、食後にプールに入って水遊びする愛らしい姿を披露した。
なお、双子のオスのパンダは先月26日に3歳の誕生日を迎えたばかりで、すでに母離れが進んでいる。シンシンにとって今回がマカオで迎える5回目、母として4回目の誕生日となり、昨年に続いて単独でのバースデーイベントとなった。
シンシンはオスのカイカイ(10歳)とともに2014年12月にマカオ返還15周年を記念して中国中央からマカオへ贈られることが決まったもので、2015年4月30日に四川省のパンダ保護研究センターからマカオへ空路到着し、同年6月1日からマカオジャイアントパンダパビリオンで一般公開がスタートした。
ちなみに、次に誕生日を迎えるのはオスのカイカイで、8月24日に11歳を迎える。
マカオジャイアントパンダパビリオンの入館料は10パタカ(日本円換算:約134円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。