マカオ、バカラゲーム進行中に自身が賭けたチップを奪い逃走した男を逮捕…負けてお金を失いたくなかった

マカオのカジノ施設で7月22日、バカラのゲームが進行中のゲーミングテーブルからチップが奪われる事件が発生した。

マカオ司法警察局が24日に発表した内容によれば、26万香港ドル(日本円換算:約361万円)相当のゲーミング(カジノ)チップを「プレーヤー」にベットしていた男が、ゲームの途中で配られたカードをめくるのを拒否した上、テーブル上にあった自身がベット済みのチップを奪って逃走を図ったとのこと。この際、ディーラーが声を上げ、これに気づいたカジノ施設の警備員が追跡。同時に、ディーラーがカードをめくったところ、カードは「1」で、結果は合計「8」の「バンカー」となり、この男の負けだったことがわかった。その後しばらくして警備員が男の身柄を確保することに成功し、通報を受けて現場に駆けつけた警察官に引き渡されたという。

警察の調べに対し、男は負けてお金を失いたくなかったなどと動機を語っているとのこと。警察は、この中国本土出身の男(31)を加重窃盗罪で起訴し、すでに検察院送致済みとした。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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