1月の通貨供給量、上昇継続
- 2013/3/5 16:33
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は5日、今年(2013年)1月の広義通貨供給量(廣義貨幣供應量)が継続して上昇を維持、総体銀行預貸率は回復に転じたと発表した。
【マネーサプライ】
通貨供給が5.7%、通知預金が9.4%のそれぞれ上昇。M1は前月比8.8%増加、準通貨負債は3.5%の上昇となり、通貨供給量M2は前月比4.1%増の3,900億パタカとなった。昨年同月と比較してM1、M2ともに26.5%の上昇。通貨ストラクチャーについては、M2に占めるマカオパタカの比重は25.0%で前月比、前年比それぞれ0.8%、1.7%のマイナス、香港ドルの比重は55.0%で、前月比0.8%減、前年比0.6%増。
【預金】
マカオ居民による預金は前月から4.1%増え、3,818億パタカ。通貨別ではマカオパタカ7.6%、香港ドル2.5%、その他通貨4.6%のそれぞれ増。非マカオ居民による預金は前月から5.2%増え、1,348億パタカ。公共部門の銀行システムへの預金は7.3%の増で、491億パタカに。これらを総合して計算した銀行システムの預金総額は前月比4.6%増の5,656億パタカとなった。マカオパタカと香港ドルの比重はそれぞれ20.9%と46.5%。
【融資】
地元個人部門への融資は前月比4.0%増の2,060億パタカ。マカオパタカと香港ドルの比率はそれぞれ31.6%と59.0%で、金額ベースでは652億パタカと1,214億香港ドル。対外部門への融資は前月比8.7%増の2,271億パタカ。マカオパタカと香港ドルの比率はそれぞれ1.0%と22.9%で、金額ベースでは22億パタカと520億香港ドル。
【預貸率】
銀行の地元市民に対する預貸率は1月末時点で前月末と比較して0.2%減の47.8%に。非マカオ居民含む総体預貸率は1.3%上昇の76.6%。