第30回マカオ国際花火コンテスト、過去2回優勝の日本代表・丸玉屋小勝煙火店が3大会連続出場
- 2019/8/15 19:09
- ツーリズム
マカオ政府旅遊局(MGTO)は8月15日、毎年秋に恒例開催される大型イベント「マカオ国際花火コンテスト」の概要発表記者会見を行った。マカオ返還20周年と花火コンテスト開催30回の節目を記念し、開催日は例年より1夜増えて6夜(9月7、13、21、28日、10月1日、5日)となる。打ち上げ会場は例年通りマカオタワー正面海上の予定。
マカオ国際花火コンテストは20世紀中頃にマカオで盛んだった花火及び爆竹製造業の保護と伝承を目的として1989年にスタート。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴となる。
今大会の出場チームは9月7日(土)がマレーシアとフィリピン、13日(金)がポルトガルと韓国、21日(土)が英国とルーマニア、28日(土)が南アフリカとカナダ、10月1日(火=祝日)がフランスと中国、5日(土)が日本とオーストラリアで、各夜2チームずつ(午後9時及び午後9時40分、各約18分間)の打ち上げとなる。12チームのうち、マレーシアとオーストラリア代表の花火メーカーが初出場、7チームが過去にトップ3を獲得した実績を持つという。また、打ち上げ当日は午後5時から午後11時まで、マカオタワー横の特設会場にグルメ屋台が出るほか、ステージパフォーマンスなどの各種プログラムも用意されるとのこと。
なお、日本はこれまで優勝8回、2位6回、3位2回を誇る。今大会に日本代表として出場するのは東京・府中市に本社を置く丸玉屋小勝煙火店で、実に3大会連続。打ち上げスケジュールは最終日にあたる10月5日(土)の午後9時。同社は前回(2018年)の29回大会で2位、2016年の第28回大会と1993年の第5回大会で優勝、2007年の第19回大会で3位という好成績を残している。
花火はマカオ半島南部の南灣湖及び西灣湖周辺、タイパ島の北部海沿いの広い範囲から鑑賞することができる。人気鑑賞スポットとしてマカオ半島のマカオタワー、観音像及びマカオ科学館周辺の海沿い、ペーニャの丘の上、南灣湖畔のアニムアルテナンワンが挙げられる。
なお、過去に台風の影響でスケジュールが変更になったこともある。最新情報はMGTO公式ウェブサイト(http://fireworks.macautourism.gov.mo)で確認することができる。