マカオ、19年7月の総合消費者物価指数対前年2.60%上昇の116.05…上昇幅は前月から0.02ポイント縮小
- 2019/8/21 14:50
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局が8月21日に公表した資料によれば、今年(2019年)7月の総合消費者物価指数(2013年10月〜2014年9月=100)は116.05となり、前年同月から2.60%上昇。上昇幅は前月(+2.62%)から0.02ポイント縮小した。
7月の主な指数上昇要因として、外食サービス費、家賃の上昇及び自動車、ガソリン、豚肉小売価格の値上げが挙げられる。
分類別では、教育、交通の価格指数がそれぞれ5.81%、5.09%の顕著な上昇。一方、通信と衣類・履物はそれぞれ2.45%、1.25%の下落だった。マカオの総世帯数のおよそ5割を反映する毎月平均支出1万〜2万9999マカオパタカ(日本円換算:約13万2000〜39万6000円)の甲類消費者物価指数は116.08、3割を反映する毎月平均支出3万〜5万4999マカオパタカ(約39万6000円〜72万6000円)の乙類消費者物価指数は115.85で、それぞれ2.50%、3.45%の上昇だった。
7月の総合物価指数は前月から0.22%の上昇。旅行ツアー代金の上昇、航空券及びガソリン価格の値上がりによってレジャー・文化と交通の価格指数が前月からそれぞれ1.55%、0.62%上昇。食品・ノンアルコール飲料の価格指数は0.47%上昇の上昇で、主に豚肉及び野菜の小売価格と外食サービス費の上昇に伴うもの。一方、通信サービス費の値下がり及び夏物男女衣料のプロモーションにより、通信及び衣料・履物の価格指数はそれぞれ1.81%、0.72%の大幅下落。甲類消費者物価指数は0.21%、乙類消費者物価指数は0.30%のそれぞれ上昇。
年率換算(2018年8月〜2019年7月までの12ヶ月)の総合消費者物価平均指数は、その前の12ヶ月との比較で2.96%上昇。分類別では、教育(+5.75%)、交通(+5.30%)の価格指数の上昇が目立った。甲類消費者物価指数は2.95%、乙類消費者物価指数は3.20%のそれぞれ上昇。
今年1〜7月の総合消費者物価平均指数は、前年の同じ時期から2.76%上昇。甲類消費者物価指数は2.71%、乙類消費者物価指数は3.20%のそれぞれ上昇。