KONAMIのカジノ向け競馬ゲームマシンがマカオの大型IR「MGMコタイ」で稼働…マカオ3施設目の導入例

 マカオの電子カジノゲーム機サプライヤー、アジア・パイオニア・エンターテインメント・ホールディングス(以下、APA)は8月27日、コナミ・オーストラリア社が開発したカジノ向け競馬ゲームマシン「Fortune Cup(中国語タイトル:運財賽馬)」が8月下旬からマカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「MGMコタイ」で正式に稼働を開始したと発表。

 APAによれば、当該マシンは今年に入ってからマカオ半島、コタイ地区のカジノ施設で稼働し、多くのプレーヤーを吸引し、カジノオペレーターからもポジティブな反応を得るなど、成功を収めていたとのこと。今回がマカオで3施設目の導入例となる。

 マシンの特徴として、伝統的なアーケード版の競馬ゲームのスタイル、実際の競馬体験を融合させたことが挙げられる。マシン上のコースで展開するレースの様子をデジタルビデオアニメーションで再現。広東語の実況は香港の著名競馬評論家、洪良錫(サムエル・ハン)氏と共同制作したという。

 コナミ・オーストラリアでは、重要市場であるマカオにおいて、年末までさらに多く設置をしていきたいとしている。

コナミ・オーストラリア社が開発したカジノ向け競馬ゲーム機「Fortune Cup」(写真:Asia Pioneer Entertainment Holdings Limited)

コナミ・オーストラリア社が開発したカジノ向け競馬ゲーム機「Fortune Cup」(写真:Asia Pioneer Entertainment Holdings Limited)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者による禁止場所及び赤信号での道路横断…
  2.  マカオ・コタイ地区の統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオに併設する現地最大規模のウォーターパ…
  3.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで4月14日から20日まで卓球シングルスの国際大会「…
  4.  マカオ政府統計センサス局(DSEC)は4月17日、2024年マカオの環境統計を公表。同年のマカオ…
  5.  総合不動産サービス企業のJLL(仲量聯行)は4月17日、同社がマカオ・コロアン島の石排灣地区に位…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun