マカオ、泥酔した中国人少女が警察官を負傷させる…タクシー乗車時のトラブル調査中に

 マカオ治安警察局は9月11日、タクシー乗車中に起こしたトラブルの調査に入った警察官を負傷させたなどとして、中国本土出身の少女(18)を送検したと発表。

 警察発表によると、同月10日午後10時50分頃、タクシー運転手から泥酔した女性客に襲われ、車両を破壊されたとする通報があったことを受け、近くにいた男性警察官が対処にあたったところ、少女が突然激昂したため、女性警察官の応援を要請したが、少女が逃走を図ろうとしたため、やむなく少女をタクシー車内に押し込め、応援の到着を待ったとのこと。その後、女性警察官が到着し、再び少女に話を聞くも、全く聞く耳を持たず、汚い言葉で警察官や周囲に集まった野次馬を罵った上、女性警察官の腹部を蹴るなどの暴力を振るったという。最終的に警察官によって少女は取り押さえられたが、男性警察官と女性警察官各1人がケガを追った。

 その後のタクシー運転手への聞き取りで、少女は後部座席に乗車していたが、途中で助手席に移動し、遠回りをしたなどと言いがかりをつけ、運転手の髪の毛や腕を掴んだり、車内を蹴ったりするなどの粗暴な行為に及んでいたこともわかった。

 なお、少女は夜が明けて酔いから覚めた後の取り調べで、大量の酒を飲んで泥酔していて事件に関する記憶が全くないなどと供述したとのこと。警察では、少女を加重傷害、破壊、加重侮蔑、公務執行妨害、脅迫の罪で送検済みとした。

マカオ治安警察局(資料)-本紙撮影

マカオ治安警察局(資料)-本紙撮影

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