マカオ、19年8月の総合消費者物価指数対前年2.83%上昇の116.41…上昇幅は前月から0.23ポイント拡大
- 2019/9/20 13:23
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局が9月20日に公表した資料によれば、今年(2019年)8月の総合消費者物価指数(2013年10月〜2014年9月=100)は116.41となり、前年同月から2.83%上昇。上昇幅は前月(+2.60%)から0.23ポイント拡大した。
8月の主な指数上昇要因として、外食サービス費、家賃の上昇及び豚肉、自動車、ガソリン、ゴールドネックレスの値上げが挙げられる。
分類別では、教育、交通の価格指数がそれぞれ5.83%、5.06%の顕著な上昇。一方、通信と酒・たばこはそれぞれ2.53%、0.91%の下落だった。マカオの総世帯数のおよそ5割を反映する毎月平均支出1万〜2万9999マカオパタカ(日本円換算:約13万3700〜40万1000円)の甲類消費者物価指数は116.42、3割を反映する毎月平均支出3万〜5万4999マカオパタカ(約40万1000円〜73万5000円)の乙類消費者物価指数は116.28で、それぞれ2.70%、3.92%の上昇だった。
8月の総合物価指数は前月から0.30%の上昇。外来診療サービス費と旅行ツアー代金の上昇、ゴールド製装飾品価格の値上がりによって医療、レジャー・文化、雑貨商品・サービスの価格指数が前月からそれぞれ1.95%、1.86%、0.87%上昇。食品・ノンアルコール飲料の価格指数は0.33%上昇の上昇で、主に豚価格と外食サービス費の上昇に伴うもので、野菜価格の下落が上昇分の一部を相殺した。一方、夏物レディースファッションのプロモーションにより、衣料・履物の価格指数は0.85%の大幅下落。甲類消費者物価指数は0.30%、乙類消費者物価指数は0.37%のそれぞれ上昇。
年率換算(2018年9月〜2019年8月までの12ヶ月)の総合消費者物価平均指数は、その前の12ヶ月との比較で2.92%上昇。分類別では、教育(+5.89%)、交通(+5.21%)の価格指数の上昇が目立った。甲類消費者物価指数は2.89%、乙類消費者物価指数は3.17%のそれぞれ上昇。
今年1〜8月の総合消費者物価平均指数は、前年の同じ時期から2.77%上昇。甲類消費者物価指数は2.71%、乙類消費者物価指数は3.29%のそれぞれ上昇。