マカオ国際空港、19年9月の旅客数が対前年16.9%増の73万人に…1〜9月累計17.6%増の724万人=年間最多記録更新ペース

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMがこのほど公表した最新データによれば、今年(2019年)9月の旅客数が前年同月から16.9%増の73万0216人に上ったという。

 今年4、7、8月は開港以来24年間の単月最多記録を相次ぎ更新したほか、1月から9月までで各月の単月最多記録を更新中。

 同空港の昨年通期の旅客数は対前年15.3%増の826万1412人で、3年連続で最多記録に。今年も通期で900万人に達する見通し。

 近年、旅客数が好調に推移してきた背景として、積極的な新路線の開拓、既存路線の増便、通関の利便性向上による珠江デルタ地域からマカオ経由での東南アジア旅行客の取り込みなどが挙げられる。旅客増に伴い、ターミナルビル増床などキャパシティ拡大工事が進められている。

 マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)に1日2往復、大阪(関西)に1日1往復、福岡に週4往復就航している。今年12月18日からは関西線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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