大型IRギャラクシー・マカオに国際展示場とアリーナ新設…2021年上半期オープン予定

 マカオのカジノ施設は、政府とコンセッション(経営権契約)を結ぶ6つの民間事業者によって運営されている。その一角にあたるギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は10月23日、コタイ地区にある旗艦IR(統合型リゾート)ギャラクシー・マカオに国際展示場とアリーナを新設することを正式発表。オープン時期は2021年上半期とした。

 現在、ギャラクシー・マカオでは、第3期、第4期の拡張工事が進められている。

 国際展示場の名称はギャラクシー・インターナショナル・コンベンションセンター(GICC)。美しいデザインと施設レベルの高さを特長とし、没入型テクノロジー、最先端の音響・映像設備・照明、最新の通信システム、各種構成や設定に柔軟に適応できるイベントスペースを完備。合計4万平米のMICEスペースを誇る世界的なイベント会場として、アジアで最も象徴的かつ最新鋭のMICEイベント会場となるとのこと。

ギャラクシー・インターナショナル・コンベンションセンター(GICC)の外観イメージ(写真:Galaxy Entertainment Group)

ギャラクシー・インターナショナル・コンベンションセンター(GICC)の外観イメージ(写真:Galaxy Entertainment Group)

 GICCは、柱のない構造スペースの広さ1万平米見本市用展示ホール、基調演説セッション、セレモニー、パフォーマンス、製品発表向けの650人収容可能な大ホール、2400人収容可能な宴会場、3区間への間仕切り可能な広さ4000平米の会議場、1000人以上収容可能なダンスホール、さらに、多様な飲食店や700室以上の高級ライフスタイルホテルなど、数多くのワールドクラスの施設で構成。イベントプランナー向けのサポートを提供する創造性と革新性を併せ持ったプロ集団、イベント・スタジオ・チームも用意されるという。

 また、アリーナ施設の名称はギャラクシー・アリーナで、収容人数は1万6000人。ワールドツアーコンサートや超大型スポーツイベントに使用する、マカオにおける有数の統合型エンターテインメント施設となるだろうとした。

ギャラクシー・アリーナの内観イメージ(写真:Galaxy Entertainment Group)

ギャラクシー・アリーナの内観イメージ(写真:Galaxy Entertainment Group)

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