港珠澳大橋経由で香港とマカオ往来するクロスボーダータクシーの認可数は100台…今後増枠も検討

 マカオ政府交通事務局は10月28日、香港と珠海(広東省)、マカオをY字型に繋ぐ港珠澳大橋の香港とマカオの市街地間を往来するクロスボーダータクシーサービスの運営状況について説明を行った。

 同局によれば、これまでに100台分(マカオ40台、香港60台)の認可を発出し、10月21日までに4つの事業者(香港・マカオ各2社)の計25台が営業を開始、残りについても各事業者が営業に必要な手続きを進めているとのこと。

 なお、サービスは8月から順次スタートしており、10月18日までの累計乗車数はマカオから香港が483件、香港からマカオが489件という。同局では、始まったばかりのダービスのため、現時点で成否の評価をするのは難しいが、今後、香港とマカオの両政府が定期的に認可台数の検討を行う会議を実施し、必要に応じて適宜増枠するとした。

 港珠澳大橋は昨年(2018年)10月24日午前9時に正式開通した。海底トンネルと複数の海上橋などで構成され、接続道路を含む総延長は世界最長の55キロに上る。

港珠澳大橋(資料)=2019年10月本紙撮影

港珠澳大橋(資料)=2019年10月本紙撮影

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