マカオ政府統計調査局は10月31日、今年（2019年）9月の商品貿易統計を公表。

　今年9月の商品貿易輸出総額は前年同月から9.2%増の10.2億マカオパタカ（日本円換算：約137.9億円）。このうち、再輸出は8.3%減の8.8億マカオパタカ（約118.9億円）で、品目別では酒、電子パーツ、カジノ用品がそれぞれ1.3倍、62.6%、42.2%増だった。マカオ製の商品の輸出は15.3%増の1.4億マカオパタカ（約18.9億円）で、中でも衣類が7.9倍増。商品貿易輸入総額は0.1%減の75.5億マカオパタカ（約1020.4億円）で、小型車、携帯電話、ゴールド製ネックレスがそれぞれ25.2%、17.6%、7.8%減だった一方、建築資材、ハンドバッグ・財布、コスメ・スキンケア用品はそれぞれ47.8%、37.3%、26.7%増だった。同月の商品貿易赤字は65.3億マカオパタカ（約882.5億円）。

　今年第3四半期（7〜9月）の商品貿易輸出額は4.3%増の29.9億マカオパタカ（約404.1億円）、商品輸入額は1.9%減の221.0億マカオパタカ（約2986.8億円）、貿易赤字は191.1億マカオパタカ（約2582.7億円）。

　今年1〜9月累計の商品貿易輸出総額は3.6%増の93.9億マカオパタカ（約1269.0億円）、再輸出は5.4%増の83.3億マカオパタカ（約1125.8億円）、マカオ製の商品の輸出は8.1%減の10.7億マカオパタカ（約144.6億円）。商品輸入総額は2.5%減の640.7億マカオパタカ（約8658.9億円）。貿易赤字は3.4%減の546.8億マカオパタカ（約7389.9億円）。

　1〜9月の主要輸出先別は、中国本土が23.0%減の11.9億マカオパタカ（約160.8億円）、香港が7.9%増の60.7億マカオパタカ（約820.3億円）、米国が88.3%増の1.8億マカオパタカ（約24.3億円）、EUが3.9%減の1.4億マカオパタカ（約18.9億円）。品目別では、非紡績商品が1.2%増の86.4億マカオパタカ（約1167.6億円）で、コスメティック・スキンケア用品が1.3倍増の4.4億マカオパタカ（約59.5億円）だった一方、カジノ用品は22.6%減の2.9億マカオパタカ（約39.2億円）。紡績品及び衣類は44.2%増の7.6億マカオパタカ（約102.7億円）。

　主要輸入元については、中国本土が3.9%減の216.2億マカオパタカ（約2921.8億円）、EUが6.2%増の174.4億マカオパタカ（約2356.9億円）。品目別では、消費財が5.1%増の446.7億マカオパタカ（約6036.8億円）。このうち、コスメティック・スキンケア用品が32.1%増の45.4億マカオパタカ（約613.5億円）、靴類が23.9%増の19.3億マカオパタカ（約260.8億円）だった一方、燃料・潤滑油が0.3%減の54.7億マカオパタカ（約739.2億円）、携帯電話が34.5%減の30.7億マカオパタカ（約414.9億円）、建築資材が24.9%減の11.9億マカオパタカ（約160.8億円）だった。

　今年1〜9月累計の対外商品貿易総額は前年同時期から1.7%減の734.7億マカオパタカ（約9928.8億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）