マカオ税関が大量の未検疫食材をベビーカーの中に隠して密輸企図した中国人女性を摘発
- 2019/11/21 17:43
- 社会・政治
澳門海關(マカオ税関)は11月21日、同月20日午前、中国本土の珠海市との主要な陸路の玄関口にあたる關閘イミグレーション(ボーダーゲート)の入境ホールにある税関検査場において、大量の未検疫食材の密輸を企図した中国本土の女性を摘発したと発表。
税関によれば、この女性は税関検査場で申告物なしを意味する緑色のレーンを通過したが、ベビーカーを押しながらスピードを上げて通り抜けようとしたが、ベビーカーが積載物の重みで変形していたこと、毛布で表面が覆われていたことなど不審な点があったため、呼び止めて手荷物検査エリアに誘導。調査の結果、牛肉、鶏肉、その他肉製品など未検疫食材合計31.5キログラムが見つかったという。女性は税関の調べに対し、他人に頼まれてマカオへ持ち込んだものと説明したとのこと。税関は、対外貿易法違反で起訴済みとした。
税関では、未検疫食材の流入等を防止するため、取り締まりを強化して臨んでいるとし、市民に対して未検疫の食材をマカオへ持ち込まないこと、健康リスクを考慮し、来歴不明の食材に手を出さないよう呼びかけている。