中国国務院がマカオ特別行政区の第5代政府主要高官と検事総長任命
- 2019/12/2 10:01
- 社会・政治
中国国務院は12月1日、マカオ特別行政区基本法の規定に基づき、賀一誠(ホー・ヤッシン、62歳)マカオ特別行政区第5代行政長官の指名を受け、第5代政府主要高官と検察総長を任命した。行政長官とともに、マカオ返還20周年記念日にあたる今年(2019年)12月20日から職責履行となる。
任命状況は以下の通り。(*印は留任)
張永春(チャン・ウィンチュン、53歳)行政法務庁長官
李偉農(レイ・ワイノン、50歳)経済財政庁長官
黄少澤(ウォン・シウチャク、51歳)保安庁長官*
歐陽瑜(アオヤン・イウ、51歳)社会文化庁長官
羅立文(ライムンド・アライス・ド・ロザリオ、63歳)運輸・公共事業庁長官*
陳子勁(チャン・チーキン、49歳)汚職取締局長官
何永安(ホー・ウィンオン、57歳)会計監査院長
梁文昌(リョン・マンチョン、55歳)警察総局長官
黄文忠(ウォン・マンチョン、53歳)税関長官
葉迅生(イプ・ソンサン、55歳)検事総長
マカオ経済の屋台骨はゲーミング(カジノ)産業だが、現行のカジノ運営6陣営とのコンセッション(経営権契約)の期限が2022年6月26日に迫っており、賀一誠新行政長官率いる第5代政府が対応にあたることになっている。ゲーミング行政を所管する博彩監察協調局(ゲーミング・インスペクション&コーディネーション局、DICJ)は経済財政庁に属し、経済財政庁長官にも注目が集まっている。