中央「習李新体制」、マカオ特区政府の業績を評価
- 2013/3/19 9:52
- 社会・政治
マカオ特別行政区の崔世安行政長官は18日、北京で記者会見に臨み、中国中央政府新指導部トップがマカオ特別行政区の業績を評価するとともに、マカオ経済の多元的発展について支持を継続する意向であると語った。
マカオ特別行政区新聞局の発表によると、同日、第十二回全国人民代表大会(全人代)第一次会議閉幕式後、習近平国家主席及び李克強国務院総理がそれぞれ北京の迎賓館中南海で香港特別行政区の梁振英行政長官、マカオ特別行政区の崔世安行政長官とそれぞれ会談。
記者会見で崔行政長官が語ったところによると、習近平国家主席及び李克強国務院総理はともにこれまでのマカオ特別行政区の業績を評価するとともに、今後も継続してマカオ経済の多元化を支持する意向を示したという。
また、両国家指導者は現在のマカオ全体の状況が非常に良好な時期にあるとし、そういった時期だからこそ、治に居て乱を忘れず(平和な世にあっても、万一への備えを怠らない)、未来への備えが必要であるとし、特に社会の力を結集し、ひとつひとつの課題を検証しながら全体的に調和の取れた経済の多元的発展をめざし、同時に市民生活の重視に務めるべきとの考えを示した。
これについて崔行政長官は、治に居て乱を忘れずは特区政府の政策で、経済成長している今だからこそ危機意識を持たなくてはならないと強調。経済発展と同時に、市民生活の向上を重視した持続的発展可能な政策を推し進めるとしている。
崔行政長官によると、会談の中で両国家指導者は中国本土と香港、マカオの協力の重要性を強調したという。マカオ特区政府では、珠海・横琴と広州・南沙の二大プロジェクトについて、今後さらに協力プロジェクトを推進していく意向。