グランドリスボアマカオがクリスマス企画ラインナップ発表…日本人パティシエが手がけるスイーツも

 東洋と西洋の文化が融合するエキゾチックな街、マカオ。南国ではあるものの、このところ気温はぐっと下がり、行き交う人たちは冬の装いが目立つ。12月に入って以降、市街のあちこちがクリスマスデコレーションで彩られ、年間で最も華やかなシーズンを迎えている。

 マカオでもクリスマス商戦は盛んだ。各種クリスマスグッズが店頭を賑わせている。中でも、大型リゾートホテルを中心に、レストランのスペシャルメニューやケーキ、ハンパー(詰め合わせギフト)など、趣向を凝らした商品開発合戦が繰り広げられている。

 マカオ半島の中心部に建つカジノ付き大型リゾートホテル「グランドリスボア」は12月10日、クリスマス関連イベントやシグネチャーレストランのスペシャルメニュー、スイーツ、ハンパーのラインナップを発表。インタナショナルスクールの生徒によるクリスマスソングの合唱、ホテルロビーの特設クリスマスハンパーハウス、イタリアンレストラン特製のハンパー、ミシュラン星付きレストランのクリスマスディナーなど、盛りだくさんの内容でクリスマスムードを盛り上げたいとした。

「カーサ・ドン・アルフォンソ」のハンパーのイメージ(写真:Grand Lisboa Hotel)

<小学生によるクリスマスソング合唱>
 12月17、18日、現地インターナショナルスクールのTISに通う5〜12歳の小学生合唱団を招き、ホテルロビーで「Deck the Halls(ひいらぎかざろう)」や「Rudolph the Red-nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ)」をはじめ、世界各地のクリスマスソングを披露する。

<ミシュラン星付きレストランでの美食体験>
 グランドリスボアにはミシュラン星付きレストランが3軒ある。このうち、3つ星を誇る「ロブション・オ・ドーム」では、クリスマスイブ、クリスマス、大晦日の夜に本格フレンチスタイルのスペシャルディナーコースを用意する。ホテル最上階にあり、美しい夜景と合わせて食事を楽しむことができるのも同店の魅力だ。また、1つ星のステーキハウス「ザ・キッチン」では、上質の肉と新鮮あ魚介類を使った限定メニューをクリスマスイブ、クリスマス、大晦日、元日のディナータイムに提供する。

<イタリア直送のオーガニック食材が詰まったハンパー>
 グランドリスボアにある「カーサ・ドン・アルフォンソ」は南イタリアのアマルフィ海岸にある著名イタリアンレストラン「ドン・アルフォンソ1890」の系列店。今回、南イタリアのサンタガタにある自家農園「Le Peracciole」で採れた新鮮なオーガニック食材の数々と樹齢20〜100年の木から手積みした葡萄を使ったシャンパン「アルロー」をセットにしたハンパーを用意。12月23日までの受付で、受け取り希望日2日前までの予約が必要となる。価格は2388マカオパタカ(日本円換算:約3万2200円)。

<クリスマスハンパーハウス>
 ホテルロビーにクリスマスハンパーハウスが設置され、前年大好評を博したという自家製のクリスマスツリー型のチョコレートをはじめとする各種チョコレートやクッキー、ケーキなどの洋菓子系ギフトを販売する。これらを担当するのは、ホテルのエグゼクティブ・パティスリー・シェフを務める北海道出身の日本人パティシエ、村中徳仁氏。村中氏は日本やフランスの有名店で十数年に及ぶ経験を積み、巧みな技術と豊富な創作アイデアで国内外で高い評価を獲得する注目の若手パティシエのひとり。グランドリスボアに着任後、精力的に新商品の開発に取り組み、ケーキショップの商品ラインナップを賑わせてきた。

グランドリスボアホテルロビーに特設されるクリスマスハンパーハウスとエグゼクティブ・パティスリー・シェフを務める村中徳仁氏(写真:Grand Lisboa Hotel)

関連記事

最近の記事

  1.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  3.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  5.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun