マカオ返還20周年記念花火大会開催…広東省珠海市と初の共開で過去最大規模

 今年(2019年)12月20日にマカオの中国復帰(マカオ返還)20周年を迎えた。

 例年、返還記念日の夜に花火大会が開催されるが、今回は20周年に合わせ、マカオ特別行政区政府と広東省珠海市人民政府による初の共催となり、冬至にあたる22日の午後9時から過去最大規模での実施となった。

 花火の打ち上げ場所は、マカオ側海域がマカオタワー沖、中国本土側の海域が珠海市の横琴島北東沖の海上で、マカオの西灣大橋を挟んですぐ隣という位置関係。4艘の船と16の特殊効果燃焼プラットホームを展開し、30分間で16万発の花火が打ち上げられたほか、56艘の無人船と600台のドローンを使った演出で夜空にマカオ特別行政区のシンボルとなる蓮の花の絵柄や世界遺産・聖ポール天主堂跡などが描かれた。

 マカオでは、冬至の夜には家族団欒で夕食を囲む習慣がある。食事を終えた多くの家族連れが沿岸部に集まり、かつてない華やかな演出の数々に大きな歓声が沸いた。

マカオ返還20周年記念花火大会の様子。左側がマカオ、右側が広東省珠海市の横琴島=2019年12月22日(写真:マカオ政府旅遊局/珠海市横琴新区管理委員会)

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