日本人旅客再び大幅減に―2月入境旅客統計

マカオ政府統計調査局は22日、今年(2013年)2月の入境旅客数統計を発表。総数はのべ2,376,840人となり前年同月比11.5%増、うち日帰り旅客が1,263,616人で全体の53.2%を占めた。なお、日本人旅客は1月に一旦復調の兆しを見せたが、2月は再び大幅減に転じた。

今年1月の入境旅客の出身地別では、中国本土旅客が前年同月比17.4%増の1,508,599人(うち個人旅行者754,692人)、省市別では広東省が719,055人、浙江省58,427人、上海市50,539人が多かった。香港は15.8%増の602,137人だったが、中国台湾は2.7%減の81,096人、韓国が13.3%減の39,380人だった。昨年秋以降減少傾向にあった日本は1月に一旦15.0%減まで回復を見せたが、2月は再び47.7%の大幅減となる20,987人だった。

2月の旅客平均滞在時間は0.9日で前年同水準、宿泊を伴う旅客の平均滞在時間は1.8日、同日帰り旅行者は0.2日。

旅客総数が11.5%のプラスとなった理由は中国本土における春節大型連休が昨年は1月、今年は2月となったためとみられる。日本からの旅客が2月に再び大幅減少に転じた要因として、昨年夏以来の日中関係の冷え込みが長期化していることに加え、は繁忙期でホテル価格が高騰する春節シーズンを避けたことなどが挙げられる。

今年1、2月の入境旅客数はのべ4,689,161人となり、前年比2.1%増。日帰り旅客が52.4%を占めた。

マカオ外港フェリーターミナル(資料)―本紙撮影

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