マカオ警察が不法賭博で6人検挙…街頭でカードゲームの男5人と麻雀場所提供の女1人
- 2020/2/19 10:11
- 社会・政治
マカオ治安警察局は2月18日、同月17日に2件の不法賭博で男女6人を検挙したと発表。いずれもマカオ居民(マカオ居留権保有者)で、年齢は50〜66歳。
最初の事案は、警察官がマカオ半島北部の青洲地区で巡回パトロール中、街頭にある屋外休憩所に男5人が集まって違法な賭博行為に興じているのを発見。現場にはプレイングカード(トランプ)があり、警察官が職務質問を行ったところ、男らの所持品から賭けで得たものとみられる約5200マカオパタカ(日本円換算:約7.1万円)の現金が見つかった。男らは警察の調べに対し、「十三張」(中華圏でメジャーなポーカーベースのカードゲーム)で賭博を行っていたことを認めた上、1ゲームあたりの賭け金は10〜40マカオパタカ(約137〜549円)だったと説明したとのこと。
第二の事案は、同日、マカオ半島中央部にある店舗が雀荘として使われているとの通報を受け、警察官が現場へ急行。当該店舗内には男女9人(男4人、女5人)がおり、電動麻雀卓2台、賭博に使われたとみられるチップを発見した。事情を聞いたところ、店内にいた女1人が店主で、1時間あたり50マカオパタカ(約686円)で場所を提供し、1ゲームにつき勝者から10マカオパタカを得ていたことが判明したという。
警察では、休憩所で十三張をプレイしていた男5人と麻雀場所を提供していた女1人を送検済みとした。
昨今、マカオでは新型コロナウイルスによる肺炎の防疫対策として、政府が不要不急の外出を控えること、大人数で集まらないことなどを市民に通達。これを受け、警察が市内の巡回パトロールを強化して臨んでいる。また、マカオでは2月5日から19日まで、すべてのカジノ施設が休業中。