マカオ警察が街頭で賭けカードゲームに興じていた男4人を不法賭博で検挙…直近1週間で同様の事案3件目

マカオ治安警察局は2月24日、同月22日に不法賭博でマカオ居民(マカオ居留権保有者)の男4人(年齢50〜80歳)を検挙したと発表。

警察発表によれば、警察官がマカオ半島北部の黒沙環地区で巡回パトロール中、街頭にある屋外休憩所に男4人が集まって「十三張」(中華圏でメジャーなポーカーベースのカードゲーム)と呼ばれる違法な賭博に興じているのを発見。現場にはプレイングカード(トランプ)1セットがあり、警察官が職務質問を行ったところ、4人の所持品から賭けで得たものとみられる3980マカオパタカ(日本円換算:約5万5000円)の現金が見つかった。警察の調べに対し、いずれも賭博行為を認めた上、1ゲームあたりの賭け金は20マカオパタカ(約270円)だったと説明したとのこと。警察では、4人を送検済み。

なお、同じくマカオ半島北部の青洲エリアでも同月17日、20日に街頭にある休憩所で十三張に興じていた男女計10人が違法賭博で検挙されたばかり。

昨今、マカオでは新型コロナウイルスによる肺炎の防疫対策として、政府が不要不急の外出を控えること、大人数で集まらないことなどを市民に通達。これを受け、警察が市内の巡回パトロールを強化して臨んでいる。また、マカオでは2月5日から19日まで全カジノ施設が休業していたが、20日午前0時から一部を除いて営業を再開している。

警察が公開した街頭で行われていた賭けカードゲームの証拠品(写真:マカオ治安警察局)

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