2月の通貨供給量、小幅ながら上昇継続
- 2013/4/10 21:08
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は5日、今年(2013年)2月の広義通貨供給量(廣義貨幣供應量)、総体銀行預貸率ともに小幅ながら継続して上昇を維持している旨を発表した。
【マネーサプライ】
通貨供給が4.2%の上昇、通知預金が3.6%の下落。M1は前月比2.4%下落すると同時に、準通貨負債は0.6%の上昇となり、通貨供給量M2は前月比0.2%の軽微な上昇で3,907億パタカとなった。昨年同月と比較してM1、M2ともに33.8%、25.8%の上昇。通貨ストラクチャーについては、M2に占めるマカオパタカの比重は24.6%で前月比、前年比それぞれ0.4%、1.6%のマイナス、香港ドルの比重は54.6%で、前月比0.4%減、前年比0.7%増。
【預金】
マカオ居民による預金は前月から0.2%増え、3,825億パタカ。通貨別ではマカオパタカ2.1%、香港ドル0.5%の減、その他通貨は4.6%の増。非マカオ居民による預金は前月から0.8%減少し、1,337億パタカ。公共部門の銀行システムへの預金は7.0%の増で、525億パタカに。これらを総合して計算した銀行システムの預金総額は前月比0.5%増の5,687億パタカとなった。マカオパタカと香港ドルの比重はそれぞれ20.6%と47.2%。
【融資】
地元個人部門への融資は前月比0.9%増の2,072億パタカ。マカオパタカと香港ドルの比率はそれぞれ31.7%と59.4%で、金額ベースでは658億パタカと1,230億香港ドル。対外部門への融資は前月比3.2%増の2,349億パタカ。マカオパタカと香港ドルの比率はそれぞれ1.0%と22.3%で、金額ベースでは22億パタカと525億香港ドル。
【預貸率】
銀行の地元市民に対する預貸率は2月末時点で前月末と比較して変化なしの47.6%。非マカオ居民含む総体預貸率は1.2%上昇の77.7%。