マカオのインターネット普及率86.5%…前年から2.7ポイント上昇=2019年
- 2020/4/3 19:14
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は4月3日、昨年(2019年)のマカオの家庭における情報技術(IT)使用状況調査結果を発表した。
同年のマカオのインターネット使用世帯数は前年から6900世帯増の18万2300世帯で、全世帯に占める割合は2.1ポイント上昇の92.3%。
光ファイバーブロードバンド使用世帯は18.1%増の13万8800世帯で、インターネット使用世帯全体に占める割合も13.5ポイント上昇の76.1%。モバイルブロードバンド使用世帯は17万8500世帯で、全体に占める割合は3.3ポイント上昇の97.9%に達した。
3歳以上のインターネット使用人口は5.0%増の55万4000人、インターネット普及率は2.7ポイント上昇の86.5%。年齢層別の普及率では、45〜54歳が95.5%で、6.9ポイントの大幅な上昇。55歳以上は5.3ポイント上昇の69.0%に。ネット接続率は、「毎日」という人の割合が1.8ポイント下落の93.5%だった。
ネット接続の目的については、コミュニケーションが96.1%、オンラインエンターテイメントが85.7%と高く、それぞれ1.7ポイント、3.8ポイントの上昇。大きく上昇したのは、新聞・雑誌の閲覧・ダウンロードで、8.8ポイント上昇の54.8%。オンラインショッピング利用者は30.0%増の12万3900人、昨年第四四半期のネットショッピングにおける消費額の中位数は1000マカオパタカ(日本円換算:約1万3450円)で、前年並みだった。オンラインショッピングで購入した商品では、電子製品が23.1%減の1000マカオパタカ、衣料品・靴・ハンドバッグ等が前年並みの1000マカオパタカ、旅行サービス商品が12.5%増の4500マカオパタカ(約6万1110円)。
このほか、携帯電話の使用者数は2.9%増の59万4000人で、普及率は1.0ポイント上昇の92.7%。携帯電話を使ってインターネットへ接続する人の割合は1.3ポイント上昇の94.5%。
タブレット型端末を保有する世帯が10.2%増の9万3900世帯となったことから、パソコンを保有する世帯が全世帯に占める割合は2.0ポイント上昇の75.6%、14万9300世帯に上った。3歳以上のパソコン普及率は0.8ポイント上昇の51.8%。