マカオ行政長官が施政方針演説「新型コロナ防疫戦に勝利収める」…危機克服に強い自信

 賀一誠(ホー・ヤッシン)マカオ特別行政区行政長官は4月20日午後、マカオ立法会で就任後(2019年12月20日就任)初めてとなる2020年財政年度の施政方針演説を行った。

 賀行政長官は、突如出現した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がマカオ社会と特区政府に極めて大きな課題を突きつけたが、現時点で流行は基本的にコントロールできており、防疫戦で最終勝利を収めるだろうと自信を示した。

 また、マカオ特別行政区成立後、20年にわたる発展の中で、目前の困難と課題に対応できる十分な財力を蓄えてきたほか、マカオ自身が独特の優位性を擁する存在であり、中国(中央政府)が推進する「一帯一路(ワンベルト・ワンロード)」と「粤港澳大湾区(広東・香港・マカオ・グレーターベイ)建設」といった重大戦略を好機としたマカオの発展余地、潜在力は依然として大きく、新型コロナ流行による影響は短期的なもので、マカオの中長期的な発展の趨勢を変えるものではないとし、終息後にマカオ経済は徐々に回復し、新たな発展ステージに入ることが期待されると述べた。

施政方針演説を行う賀一誠マカオ特別行政区行政長官=2020年4月20日、マカオ立法会(写真:GCS)

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