マカオ消防局、今年1〜7月の新型コロナ感染疑いの搬送数1720件…インバウンド旅客減とステイホームで出動回数は2桁減

 マカオ消防局は7月23日、今年上半期(2020年1〜6月)の消防統計を公表。

 今年上半期の総出動回数は前年同時期から14.77%減の延べ2万1027件だった。内訳は、火災が15.25%減の378件、救急車の出動回数が15.86%減の1万8176件、救助活動が8.39%減の655件など。出動回数減の理由として、新型コロナ防疫対策による入境制限でインバウンド旅客が減少したこと、多くの市民が「ステイホーム」の呼びかけに応じて自宅で過ごす時間が長かったことを挙げた。

 また、今年1月9日から7月22日までの新型コロナ感染疑いの搬送数は1729件で、人数にして2448人(男性1195人、女性1253人)だったとのこと。

 目下、マカオでは新型コロナ流行封じ込めに成功しており、7月24日時点で域内における新規感染確認は28日連続ゼロ、輸入関連性症例に限ると実に117日連続ゼロとなっている。累計退院者数は46人で、7月17日までに全員が退院済み。ここまで市中感染、院内感染例とも発生しておらず、死亡例もゼロを達成している。

マカオ消防局による記者会見の様子=2020年7月23日(写真:GCS)

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