マカオ、公衆トイレの環境改善計画が順調に進展

 マカオ市政署(IAM)では、防疫の礎となる公衆トイレのクオリティ向上による健康都市づくりを目指し、環境改善計画を急ピッチで展開している。

 マカオ域内にある公衆トイレ60ヶ所の建て替えと23ヶ所のリノベーションを実施するもので、IAMが7月31日に発出したプレスリリースによれば、順調に進展しているという。

 建て替え対象となる60ヶ所の設計はすでに完成しており、18ヶ所で着工済み。平均施工期間は約60日で、年内にも58ヶ所の高品質トイレが竣工する見込み。このほか、リノベーション対象となる23箇所についても設計を完成したとのこと。設計担当には地元の建築デザイナーを起用しているとした。

 新たに生まれ変わる公衆トイレでは、周辺環境に合わせた外観デザインの採用、自然採光やLED照明の導入による省エネと明るさ確保の両立、自然風を活用しやすい設計や換気装置の強化による湿気・臭気対策、外壁及び屋上の緑化、男性用と女性用の個室の数の割合の調整(=女性用トイレの個室増)、接触機会の減少のためのセンサー式の便器や蛇口の導入、高齢者用の手すりの設置などが含まれ、トイレットペーパーとペーパータオルも無償提供されるという。

 目下、IAMでは新型コロナ防疫対策として、公衆トイレの清掃と消毒を強化実施しているとのこと。

コロアン島のハクサビーチサマーキャンプ更衣室兼公衆トイレの完成予想イメージ(写真:IAM)

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