第39回マカオ国際マラソン開催概要発表…コロナ禍で海外招待選手なし、一般参加枠は前年同数の1万2000人分
- 2020/9/5 10:32
- ツーリズム
マカオの冬の名物イベントとして知られる市民参加型マラソン大会「マカオ国際マラソン」。今年(2020年)の第39回大会について、コロナ禍で開催の有無に注目が集まっていたが、12月6日開催と公式アナウンスされた。
大会主催のマカオ政府体育局、マカオ陸上競技総会が9月4日に行ったプレス発表会で明らかにした内容によると、前年同様、フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの3部門を設定。スタート、ゴール地点は各部門ともタイパ島のマカオ・オリンピック・スポーツセンター・スタジアムで、フルマラソンとハーフマラソンではカルヴァーリョ総督大橋(マカオ・タイパ大橋)を渡ってマカオ半島に入り、世界遺産・媽閣廟前を通り、西灣大橋を渡って再びタイパ島へ戻るコースを予定しており、スタート時間はフルマラソンとハーフマラソンが午前6時、ミニマラソンが午前6時15分とのこと。
エントリーはフルマラソンとハーフマラソンが9月12日午前9時、ミニマラソンが9月13日午前9時からイベント公式ウェブサイト等を通じて先着順で受け付ける。一般参加の定員については合計では1万2000人分と前年同様だが、内訳は変更となっている(フルマラソン1400人、ハーフマラソン4800人、ミニマラソン5800人)。
なお、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受け、今大会では海外招待選手を見送りとすることが決まったという。目下、マカオではコロナ封じ込めに成功しており、現時点で参加者に新型コロナ核酸検査(PCR検査)陰性証明の提示を求めることは考えていないが、衛生当局が定めた防疫ガイドラインに沿って大会を運営し、今後状況が悪化するようなことがあれば、大会の中止もあり得るとした。
大会の冠スポンサーは、19年連続でマカオのカジノIR(統合型リゾート)運営大手のギャラクシーエンターテインメントグループが務める。スポンサー料の総額は2019年から2021年までの3大会分で1050万マカオパタカ(約1.4億円)とのこと。
マカオ国際マラソンは毎年12月第1週の日曜日に開催されている市民マラソン。1981年の第1回大会の参加者は400人だったが、近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあり、参加枠の拡大が続いてきたが、それでも早い段階でエントリーが定員に達する状況となっている。日本を含む海外からの参加者にも人気の大会だが、新型コロナ防疫対策の一環として厳格な入境制限が敷かれており、外国人入境禁止措置も維持されている。
このほか、同じくコロナ禍で行方が注目される秋の恒例イベント、マカオグランプリについて、体育局では来週にも詳細を発表予定とした。