マカオ大学キャンパス内で現地初の自動運転バス実証実験スタート

 マカオで初めてとなる自動運転バスの実証実験がマカオ大学キャンパス内で10月23日からスタートした。

 今回の実験はマカオ大学科技学院と中国のハイテク総合研究機関にあたる中国科学院、中国IT大手の百度(バイドゥ)、マカオ通信大手の澳門電訊(CTM)が共同で展開するもの。マカオ科学技術発展基金も資金面でサポートしている。

 実験で使用される自動運転バスは中国のバスを中心とする商用車メーカー、安凱汽車製。全長6.6メートル、実験開始時点での乗客キャパシティは8人で、今回の実験では時速20キロで走行するが、最高速度は40キロとのこと。バスは運転士によるマニュアル操作とAIを活用した自動運転の切り替えが可能で、実験では規定ルートを自動運転で走行するが、監督のため運転士が乗務するという。今後、マカオ大学の学生及び教員、市民への試乗機会も検討しているとした。

 マカオ大学では、今回の実験を通じて得られたデータの分析及び研究を通じ、将来の公道走行に向けた準備を進めたい考えを示している。

マカオ大学キャンパス内で自動運転バスの実証実験がスタート=2020年10月23日(写真:University of Macau)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は11月22日、違法薬物密売及び使用の疑いで香港人の女(37)を逮捕したと発表。…
  2.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」併設のショッピングアーケー…
  3.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  4.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  5.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun