マカオのカジノホテル客室内で中国人男性宿泊客の全裸遺体見つかる

 マカオ司法警察局が11月1日午後発表した内容によれば、同日午後1時頃、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ併設ホテルの客室内で男性の遺体が見つかったと消防局及び治安警察局から通知があり、現場へ捜査員を派遣したのこと。

 司法警察局の発表によれば、遺体の身元はすでに判明しており、中国本土からマカオを訪れていた男性(35)で、今回の遺体発見現場となった客室に宿泊していたとのこと。1日午後12時50分、ホテルスタッフが延泊意思を確認するため当該客室を訪れたが、ベルを押しても反応がなかったため、マスターキーを使って客室内に入ったところ、バスルームの床の上に男性が倒れているのを発見し、すぐに警備員を通じて警察に通報。発見時、遺体は全裸状態で、周囲には血溜まりができていたという。

 その後、司法警察局が捜査に着手。ホテルの監視カメラ映像をチェックしたところ、男性客は前夜に単独で部屋に戻った後、当該客室に出入りした者がいなかったことを確認。また、客室内に荒らされた様子はなく、バスルームの床の上、浴槽、シンクに血が付着していたとのこと。男性遺体については、左手首に骨に達するかなり深い傷が2ヶ所あり、右手には小型のカミソリを持っていたという。

 このほか、男性の遺体に事件性が疑われる点はなく、遺書も発見されなかったとした。警察では遺体発見事件として捜査を進めているが、詳しい死因については司法解剖の結果を待つ必要があるとしている。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  2.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  4.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  5.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun