香港、12/12単日の新型コロナ新規感染確認数は69人…感染経路不明が19人=集合住宅での感染連鎖続く

 香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

 香港政府は12月12日夕方の記者会見で、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が69人だったと発表。2日連続で2桁にとどまった。内訳は市中感染が64人、輸入性が5人。市中感染のうち感染経路不明は19人。このほか、陽性予備群が80人超いるという。

 市内各所で集団感染(クラスター)も相次ぎ確認されている。また、近日では集合住宅(マンション)における感染連鎖が後を絶たない。この日も九龍・黄大仙エリアにあるマンションの4ユニット、計7人の新規感染確認があった。このうち1ユニットの感染経路が不明という。大規模クラスター化しているダンスクラブ関連は新たに4人の感染確認(一部は上述のマンション事案と関連)があり、合計数はすでに700人超に達している。

 ここまでの香港における累計感染確認数は7447人、退院者数は6114人、死者数は2人増えて116人に。

 直近で確認された2人の死者について、1人は2日に死亡した87歳の男性で、同日この男性の家族に症状が現れたため検査した結果、感染が判明したことを受け、葬儀場に安置中の遺体に対する検査が行われ、感染が確認されたもの。もう1人は97歳の女性で、11日に自宅で意識を失い、病院へ救急搬送された後に感染が確認されたが、病状の悪化が続き、12日未明に死亡したとのこと。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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