マカオ、新型コロナ隔離検疫期間満了後に自己健康管理期間を設定…計28日間にわたり追跡

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が世界各地へ拡大し、終息の兆しが見えない中、国際観光都市マカオでも状況の変化に応じた各種防疫対策が講じられている。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは1月20日深夜、最近の新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、1月21日午前0時からマカオ入境時の隔離検疫対象者について、隔離検疫期間満了後も一定の自己健康追跡期間を設定すると発表。

 隔離検疫期間はマカオ入境前の滞在地によって、14日間または21日間となっているが、隔離検疫期間満了後のそれぞれ少なくとも14日間、7日間が自己健康管理期間となる。自己健康管理期間満了予定日の1日前に新型コロナウイルス核酸検査を受け、その結果が陰性であれば自己健康管理措置が解かれるという。自己健康管理中は厳格な個人防疫措置を講じることが求められる。

 マカオでは、1月20日まで208日連続(輸入関連性症例に限ると297日連続)で新規感染確認がゼロとなっている。すでに中国本土との往来制限の緩和が進み、中国本土からのインバウンド旅客が戻りつつある中でもゼロを維持できていることから、水際措置が機能しているといえる。なお、1月21日夜に世界13ヶ国から115人の在外マカオ人が東京経由で一斉に帰郷予定となっており、万全の防疫体制で迎える準備が進められている。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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