マカオの海外労働者用身分証「ブルーカード」が新版に…耐用性と偽造防止加工を強化

 マカオ治安警察局は2月24日、同局公式SNS上でマカオで就労する海外労働者用の身分証(通称「ブルーカード」)について、3月14日から新版に切り替えるとアナウンスした。

 新版では耐用性と偽造防止加工を強化したとし、社会の発展と政府機関が推進する電子政務へ対応するためICチップを内蔵した非接触型になるとのこと。

 現行版との違いとして、券面に有効期限が記載されないことが挙げられる。スマートフォンで券面記載の二次元バーコードを読み取ることで治安警察局の専用サイトにつながり、すぐに確認できるといい、ほかにも複数の確認方法を用意するという。有効期限の記載がなくなることで、更新時に同じカードを継続使用することができ、これまでかかっていた更新カードの発行手続き費用が必要なくなるほか、カードを受け取りに出向く手間も省くことができるメリットがあるとした。

 なお、現行のブルーカードは有効期限が満了するまで有効のため、今すぐ新版に切り替える必要はないとのこと。

 マカオの総人口は約68万人で、海外労働者が占める割合は約27%となっている。

マカオの新版「ブルーカード」の見本(写真:マカオ治安警察局)

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