香港、3/3の新型コロナ新規感染確認数14人…すべて市中感染例、感染経路不明は8人

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、3月3日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から1人増の13人だった。3日連続で10人台を維持。すべて市中感染例で、前日から6人増。市中感染のうち感染経路不明は4人増の8人で、4日連続で1桁台に。

 過去14日間累計では、新規感染確認が236人で、その8割超を占める市中感染197人のうち感染経路不明は69人とのこと。

 最近の感染確認者数は増減を繰り返しながらも第4波下では低位にあるが、依然として市内各所で集団感染(クラスター)の発生や感染連鎖が続いている状況。感染経路不明も毎日のように一定数が確認されていることから、市中に存在する無症状感染者が日常生活を送る中で感染を拡大させている可能性も指摘されている。香港は人口密度が高く、交通機関も発達しており、エリアを跨ぐ人の移動が多い土地柄。

 ここまでの香港における累計感染確認数は1万1047人、退院者数は1万0578人、死者数は200人。

 香港では、高リスク群を対象とした新型コロナワクチン接種がスタートしているが、予約枠の多くが埋まっている状況といい、市民の関心の高さが伺える。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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