マカオ政府金融管理局は22日、2012年9月の新規住宅、及び商業物件ローン貸付総額を発表した。ともに上昇を持続している。

9月の新規住宅ローン貸付総額は47億パタカとなり、前月比5.7%の上昇。内、マカオ居民が占める割合は88.9%に。金額ベースではマカオ居民が6.4%、非居民が0.1%の増となった。

未完成物件に対する新規貸し付けは7,059万パタカで前月比70.3%減。このうちマカオ居民によるものが同70.8%、非居民で同64.6%の減。

商業物件への新規貸付は前月比78.1%増で31億パタカに及ぶ。内訳はマカオ居民によるものが96.6%を占める。金額ベースでは、マカオ居民によるものが同77.0%、非マカオ居民で115.0%の増。

2012年9月締めの未返済住宅ローン残高は916億パタカとなり、前月比3.3%増。商業物件は同655億パタカで1.2%増となった。

なお、返済滞納率は前月と同水準で、住宅ローンが0.06%、商業物件ローンが0.09%。

タイパ島のマンション群（写真はイメージ）―本紙撮影