マカオ、2020年12月〜2021年2月期の総体住宅価格指数263.1…前回調査から1.7%下落
- 2021/4/8 17:39
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は4月8日、昨年(2020年)12月〜今年(2021年)2月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は263.1で、前回調査(昨年11月〜今年1月期)から1.7%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が1.7%下落の262.8、タイパ島・コロアン島が1.5%下落の264.5。
ストック物件(中古)の価格指数は1.4%下落の282.3。エリア別にみると、マカオ半島が1.9%下落の274.1、タイパ・コロアン島が0.5%上昇の316.6。築年数別では、20年以上が2.3%下落、5年以下が0.3%下落だった一方、6〜10年は1.1%上昇。未完成物件(プレビルド)については1.7%上昇の284.6。
実用面積別では、50〜74.9平米が2.2%下落、50平米以下が1.2%下落、100平米以上は横ばいだった。
住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。
マカオでは昨年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられた。インバウンド依存度の高い業種を中心に大打撃を受ける中、住宅不動産市場に関しては比較的堅調に推移している。