香港、4/11の新型コロナ市中感染確認は2人…屯門地区のマンション同一棟で感染連鎖続く

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、4月11日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から8人増の13人とのこと。内訳は輸入性(海外からの入境者)が11人、市中感染が2人。市中感染の2人の感染経路は判明しており、いずれも屯門地区にあるマンション同一棟の住民。近日、このマンションでは感染者が相次いで確認されている。

 この日の市中感染者2人は、いずれも先に感染が確認された患者よりも上層階に居住していたとのこと。この棟では共用下水管を通じた垂直感染の可能性が指摘されており、当局が一部の同一方向の部屋の住民に対して検疫令を発出している。

 輸入性の11人はインド、インドネシア、パキスタンからの入境者で、うち5人からN501Y変異種ウイルスが確認されたとのこと。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は123人で、その約20%を占める市中感染25人のうち感染経路不明は10人。ここまでの累計感染確認数は1万1582人、退院者数は1万1206人、死者数は207人。

 香港では6日までが清明節・イースター連休だった。第4波下、流行状況が落ち着いた状況でホリデーシーズンを迎えた後にリバウンドが繰り返し発生していることから、リバウンド発生の有無に注目が集まっている。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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