スロット場、立地規制へ―行政会

マカオの行政会21日、スロット場の立地、スロット機器の納入、運用に関する新ルール等を盛り込んだ法案《博彩機、博彩設備及博彩系統的供應制度及要件》についての討論を終えたと発表。スロット場の立地規制が含まれた。

法案では、スロット場(機械式カジノ)を設置するにあたっての立地条件について、「(1)5つ星以上のホテル内、(2)認可カジノを有するホテルから500メートル以内の非住宅ビル、(3)高密度住宅地区や有名商業ビル以外」と規定。

2012年11月現在、マカオには2社により13のスロット場が営業しているが、上記の立地条件を満たさない場所もあるため、対応が迫られそうだ。

このほか、法案ではスロットマシンメーカー、保守点検、システム等に関する各種新規定も含まれている。

マカオ政府博彩監察協調局の統計によると、スロットマシンの台数は増加の一途で、2012年第3期末で17,029台、2011年のスロット機による収入は114.25億パタカに達した。

なお、この法案は2013年1月1日に施行が予定されており、対象となる企業は法律施行後6か月以内に新ルールへの対応が必要となる。

スロット(機械式)カジノ(写真はイメージ)―本紙撮影

スロット(機械式)カジノ(写真はイメージ)―本紙撮影

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