香港、新型コロナ市中感染確認2人…いずれも感染経路不明、1人は二重変異株感染=5/25

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、5月25日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から1人増の2人とのこと。いずれも感染経路不明の市中感染例。

 1人目の建設作業員のパキスタン人男性(43)。今年3月にパキスタンから香港へ戻り、九龍・セン湾にある政府指定の検疫用ホテルで規定の隔離検疫期間を満了した後、九龍・葵涌のマンションに暮らし、東九龍でトンネル工事に従事していたという。今月(5月)初旬に受検したウイルス検査では陰性だったが、23日の再検査で感染確認された。無症状とのこと。

 2人目の患者は患者はホームヘルパー職のフィリピン人女性(37)。今年(2021年)3月にフィリピンから香港入りし、香港島北角にある政府指定の検疫用ホテルで規定の隔離検疫期間を満了した後、新界の西貢にある雇用主宅にて住み込みで働いていたという。今月強制ウイルス検査を2回受検し、1回目は陰性だったが、22日の2回目で陽性反応が検出された。N501Y及びE484Kの二重変異株感染で、無症状とのこと。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は23人で、その26%を占める市中感染6人のうち感染経路不明は3人。ここまでの累計感染確認数は1万1836人(擬似事案1人含む)。

香港のイメージ=香港島・中環にて本紙撮影

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