マカオ、2021年2Q末の総人口は約68.25万人…1Q末から変動なし、コロナ禍経済低迷で海外労働者の減少続く
- 2021/8/10 15:46
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は8月10日、今年第2四半期(2021年4〜6月期)の人口統計を公表。
今年6月末時点の総人口は、今年第1四半期末から変動なし、前年の同じ時期から1万2900人減(0.4%減)となる68万2500人だった。総人口に占める女性の割合は53.3%。
今年第2四半期の新生児数は今年第1四半期から126人増の1299人。このうち男児が683人で、新生児の性別比は110.9(100人の女児に対して男児が110.9人)。上半期累計では前年同時期から320人減の2472人。
今年第2四半期の死亡人数は今年第1四半期から35人減の554人。死因の38.1%を悪性腫瘍(がん)が占め、循環器系疾病、呼吸器系疾病もそれぞれ21.7%、15.0%だった。上半期累計の死亡人数は前年同時期から56人増の1143人。なお、新型コロナに絡む死亡例は流行開始以来ゼロを維持している。
今年第2四半期の中国本土からの移民数は今年第1四半期から14人減の661人、マカオ居留権獲得者数は7人減の117人。今年第2四半期末時点における海外労働者数は今年第1四半期末から852人減となる17万2261人。新型コロナ防疫対策の一環として水際措置が強化されたことよるインバウンド旅客の激減を受け、マカオ経済は大きく低迷しており、労働市場の調整弁となる海外労働者数の減少が続いている。
今年第2四半期の婚姻登録数は164件減の809件。上半期累計では前年同時期から436件増の1782件に上った。
マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、極めて人口密度の高い状態となっていることに変わりはない。